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漫画、小説、映画などの感想

漫画や小説など最近読んだ本、あるいは映像作品などの感想を書いております

落語 感想その1

落語

最近はよく作業中のBGM代わりに落語を聞きます。一番好きな落語家は古今亭志ん朝。そこまでたくさんの落語家を聞いたわけではありませんが、評価の高い人を何人か聞いて個人的に一番聞きやすいなと思った落語家です。いくつか印象に残った演目をピックアップ。

高田馬場

ラストのどんでん返しが秀逸な話だと思います。実際に元禄7年にあった「高田馬場の決闘」を皮肉った演目らしいですね。
親の仇を探すためガマの油売りになった姉弟が、客の中から仇を見つけ出すのが、都合のよい展開に感じましたがオチで納得しました。

化け物使い

人使いの荒い吉田さんが化け物が出る屋敷に引っ越します。出てきた化け物をさんざんこき使う演目です。
こういう話のかなり好きです。このブログでよく話題にする藤子・F・不二雄先生は落語が好きな方ですが、藤子ワールドに通ずるものがあると思います。大家が下手な義太夫語りを店子に聴かせる「寝床」という一席なんかはジャイアンリサイタルですし。

柳田格之進


途中まではすごく面白いんですけど、最後が丸くおさまりすぎじゃないかと思いました。番頭の徳兵衛のせいで実の娘が吉原に身を沈めるのですから、父親にとっては自身が辱められるよりキツイのではないでしょうか。主従の情にほだされ討てないところまではわかりますが、その後以前より仲良くなって徳兵衛と娘が夫婦になる展開には?と思いました

お直し


廓噺(くるわばなし)というやつでしょうか。女郎の話は落語以外でふれる機会はあまりないので、興味深かったのですが、よく理解できませんでした。聞き終わってからネットで「お直し」の意味を調べて納得しました。お直しとは時間延長でロウソクに火を灯し直すことのようですね。

水屋の富


途中でオチは読めますし、そこまでおもしろいとは思わなかったのですが、現代に生きる我々にとって水は蛇口をひねれば出てくるもので、なくなるなんてことは想像すらしません。しかし、江戸時代の人々にとってはそうではなく、もっと切実なものでした。落語のおもしろいところのひとつに、昔の人の生活感や、当時にタイムスリップしたかのような、空気を感じられることですね。