漫画、小説、映画などの感想

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ジュラシック・ワールド 感想

このブログではじめて映画をとりあげます。学生の頃はかなり映画が好きで、映画をみることが習慣のようになっていましたが、最近はあまり観ませんね。興味を失ってしまったわけではないのですが、まぁオッサンになったってことですかね。
今回、感想を書くのはTSUTAYAで準新作になっていたのでジュラシック・ワールドです。
かなりヒットしたらしいですね。当時の興行収入が歴代3位で、現在はフォースの覚醒に抜かれて4位のようです。さすがヒット作だけあって最初から最後まで楽しめるいい映画でした。
個人的にジュラシック・パークは1が名作で2が駄作。3が凡作だと思っています。このジュラシック・ワールドはジュラシック・パーク1に匹敵するおもしろさだったと思います。随所に1へのオマージュが散りばめてあり、この世界で20年前のジュラシック・パークは実際におきた事件として扱われております。世界観の共有の仕方は日本のゴジラシリーズに近い印象を受けました。

主人公のオーウェンは元軍人でラプトルの調教を担当しています。恐竜を展示物扱いしたり、管理しきれると思っている人間のおごりに対して否定的な好漢です。
この手の作品の王道を行く主人公ですね。娯楽作品はわかりやすすぎるぐらいでちょうどいいと思います。
ヒロインはジュラシック・ワールドの運営管理を任されているクレアです。恐竜を展示品扱いしたり、はじめはじつにイヤな女性でしたが、オーウェンと行動しているうちに人間が変わっていきます。物語中盤以降はコメディーリリーフ的な役割もします。魅力的な人物でしたが、立場はジュラシック・ワールドの管理責任者ですからね。この人のその後を想像すると、かなりやばそうです。
クレアの甥でザックとグレイという兄弟がおり、この二人がジュラシック・ワールドに遊びに行くところから、物語がはじまります。
兄弟が園内のアトラクションを観てまわるのですが、とくに印象的なのは海洋恐竜のモササウルスがホオジロザメを捕食するシーンです。CMでも流れていた有名なシーンだけあってすごい迫力でした。映画館に観に行けばよかったと思いました。ホオジロザメといえばジョーズなどでおなじみのリアルモンスターですが、モササウルスから見れば小魚同然ですね。少年漫画で主人公が苦労して倒した敵が、新しく登場したさらに強大な的に瞬殺されるシーンを見るような感覚でした。調べてみると実際のモササウルスよりも大きく描かれているようですが、忠実な再現がウリの映画ではありませんし、より大きく恐ろしく描くことはいいことだと思います。
サファリパークのように車を運転して園内をまわるシーンでは兄のザックが園内の警報を無視して、いらんアクシデントに巻き込まれるのですが、両親の離婚でしょげる恐竜好きな弟を気づかってのものなので、そこまで不快感を感じませんでした。

今回、最大の脅威となるのはインドミナス・レックスという遺伝子操作によって作られた肉食恐竜です。高い身体能力だけでなく、脱走したと見せかけてその機会をねらったり、自身に埋め込まれた発信機をえぐり取り囮にするなど、高い知能を持っています。インドミナスの脱走を公にしたくない管理者側のエゴで緊急警報が遅れ、兄弟がその脅威に晒されるなどストーリーの中核を担うもう一人(?)の主人公ですね。
そのインドミナスをオーウェンの調教したラプトルで追撃する展開は、かなり熱いものがありました。かつてジュラシック・パークで敵だったラプトルとの共闘ですから、テンションが上がります。しかし、そんな燃える展開もつかの間。インドミナスにはラプトルのDNAも使われており、ラプトルはあっさりと敵の軍門に降ります。事態が一転も二転もする展開で、まったく飽きさせないのがすばらしいですね。じつにハリウッド映画らしいと思います。
ラスト近くでラプトルがオーウェンのもとに戻りますが、前もって伏線があるわけでもなく、少々説得力に欠けます。しかし、物語のテンポというか、勢いでなんとなく納得させられてしまうのもまた事実ですし、許容範囲でしょう。

終始おもしろい、観る価値のある映画だと思います。