漫画、小説、映画などの感想

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タワーリングインフェルノ 感想

パニック映画の傑作ということで観てみましたが、ちょっとテンポが悪いというか退屈でしたね。1974年の古い映画です。上映時間が2時間半と長く、途中で飽きてしまいました。
火災がおきるまで30分以上あるのですが、その間に描かれる人々の群像劇もあまり興味を惹かれませんでした。上映時間が長いパニック映画といいますと、タイタニックを思い出します。まぁパニック映画ではなく恋愛映画という方がしっくりくる人のほうが多いとは思いますが…
あれももう20年前になるんですね…月日の流れどうなってんの。


このタワーインフェルノ、当時としては洋画の最高ヒット作だったようですが、そういうところもタイタニックを思い出しますね。
映像的にはスゴいと思います。CGなんてない時代の映画ですから、本物の火を使うしかないわけで、いまの映画より真に迫るものがあります。
たとえば怪獣とか未来都市なんかは、現代社会にないものですから特撮よりCGのほうがすぐれた映像を作れますけど、火は普通にあるもんですからね。
リアリティ?いやいやリアルそのものだから、みたいな感じですか。
黒澤映画なんかも本物の弓を使って、いまの映画よりよっぽどスゴい映像を作っているわけで、古いからダメな映像ってことはないですよね。