漫画、小説、映画などの感想

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妹さえいればいい 4巻 感想 

「僕は友達が少ない」の作者・平坂読先生のライトノベルです。基本的にラノベはアニメ化した作品のアニメになっていないぶんしか、読まないのですが、唯一「はがない」だけは全巻揃えました。それほどまでにハマった作品なので、同作者が書いたものならば、無条件に揃えてしまいます。

冒頭ではお約束になりつつある伊月のキ○ガイ小説からはじまります。鉄板ネタですね。自分以外あらゆるものが妹になった世界って……

登場人物の項目に「お母さん 僕の妹。44歳」って書いてありますから。

あとがきにもありますが、今回はかなり頭の悪い話が多いです(褒め言葉)

新キャラで下着マニアの漫画家・三国山蚕が初登場します。伊月の書く「妹のすべて」がアニメ化決定したので、メディアミックスでコミカライズもすることになったのですが、そのコミック版を担当する漫画家です。

この三国山蚕、美少女なのですがパンツをかぶらないと作品を描けないという残念っぷりです。ふだんはパンツをリボンのようにたたんで、頭につけているのですが、漫画を描くときになると変態仮面、あるいは雪原の青のようにパンツをかぶります。平坂先生は「はがない」の頃から徹底して残念な美少女を描きますね。何かこだわりでもあるのでしょうか?ヒロインの那由多も今巻はとくに残念な言動が目立ちます。

あ、でも、京や千尋はかなりマトモですね。作中でブッ飛んでるように描かれるのは基本的に天才タイプが多いような気がします。

作中のTRPG・クロニカクロニクルでは伊月のキャラクターが死亡し、新展開の予感がします。

登場人物にゲームをさせるのも「はがない」の頃からよくやってますが、こういうのはキャラクターに魅力がなければ、成立しないおもしろさだと思います。

平坂先生の書く魅力的なキャラあればこそですね。