2019-01-01から1年間の記事一覧
有栖川国名シリーズです。かなりの名作だと思いました。まず舞台が会津磐梯のロッジっていうのがいいですね。自分が福島県民だからってのもありますが、静かな冬のロッジっていうのが、物悲しい殺人事件の舞台としてふさわしいと思います。ストーリーの構成…
有栖川有栖の短編集です。国名シリーズの第1作目にあたります。さくさく読めるので気軽に手にできますね。全6編の感想を簡単にですが、書いていきます。ネタバレもあるので未読の方は注意してください。 動物園の暗号 動物園の鳴き真似が得意という特殊スキ…
ひさしぶりに「妹さえいればいい」の感想です。海津とアシュリーがくっついてよかった。海津の生き様がすごくカッコイイと思うんですよ。この人ってヒット作を書けなくても、作家を何年もやってるんだから、才能がないわけではないじゃないですか。ただガチ…
ジャンプでやってた頃のるろうに剣心が好きだったので、この北海道編も追いかけています。現在、単行本を揃えている数少ない漫画です。読んでて感じるのは、和月伸宏ってすごくキレイでカッコイイ絵を描くんですけど、画面の情報量が多くてオレの2.58MBぐら…
10数年前に読んだのですが、内容をすっかり忘れていたので再読しました。有栖川有栖さんの著作はこの本のほかにも何冊か読んでおり、やる夫スレでも学生アリスシリーズを読んでいます。やる夫スレって何?って人も多いかと思いますが、詳しくはググってみて…
東野圭吾さんの書くマスカレード・ホテルの主人公、新田と山岸が出会う前の前日譚にあたる短編集です。4つの短編の感想を簡単にしていきます。ネタバレありなので未読の方は注意してください。 それぞれの仮面 ヒロイン山岸がコルテシア大阪に短期赴任します…
前半部分は観ていてキツイもんがありました。時効になった絞殺事件の犯人・曾根崎が事件についての本を出版。曾根崎のキャッチーなキャラクターが世間にウケて各メディアに引っ張りダコ。この展開は流石にないな、と思いました。事件の加害者側の人間の本を…
パニック映画の傑作ということで観てみましたが、ちょっとテンポが悪いというか退屈でしたね。1974年の古い映画です。上映時間が2時間半と長く、途中で飽きてしまいました。火災がおきるまで30分以上あるのですが、その間に描かれる人々の群像劇もあまり興味…
いろんな役者がいますけど、ジャック・ブラックは出演しているから観てみようという気にさせてくれる数少ない役者の一人です。見ているだけで楽しい気分にさせてくれるオーラのようなものを感じるんですよね。この「ガリバー旅行記」でジャック・ブラックは…
映画が公開されましたが、原作本の感想です。東野圭吾の小説を読むのは、これが3作目です。読むたび思うのですが、この人の小説は非常に読みやすいですね。文章に過不足がなく、テンポがいいのですいすい読めます。このマスカレード・ホテルは文庫本としては…
「祈りの幕が下りる時」を観たら、本作をまた観たくなったので再視聴しました。父子をテーマにした良作ですね。事件被害者の親子関係と主人公の父子関係が重なります。物語は被害者が腹部を刺された状態で、犯行現場から日本橋の麒麟像まで歩き、そこで力尽…
実話をもとにしてるらしいですね。暴走した列車を止めるアクション映画です。単純明快の実にわかりやすいストーリーで終始ハラハラしながら楽しめました。列車を止める作戦をいろいろ試すのですが、脱線させるとか、ほかの列車を連結させてブレーキをかける…
トム・クルーズ主演の1996年の映画です。おもしろい映画でしたが、2時間以上の上映時間は少々長く感じました。あと30分は短縮できたような気がします。主人公とヒロインに破局の危機が2度訪れますが、こういうのは1回で十分なんじゃないかな。ストーリーは仕…
テレビドラマや前作「麒麟の翼」がよかったので、劇場に観に行こうか迷った映画でした。結局、映画館には行かなかったのですが、これは劇場で観なかったことを後悔しました。かなりいい映画だと思います。 それにしても主演の阿部寛と舞台演出家役の松嶋菜々…
1日外出録ハンチョウの5巻の感想です。1~4巻の感想も機会があったら書きたいとは思うのですが、期待しないでおいてください。 福本漫画は最近スピンオフブームですね。 ハンチョウ以外ですと、スピンオフの先駆けになった「中間管理録トネガワ」や「最強伝…
前回の更新からだいぶ間があいてしまいました。 なんとなくエスパー魔美を読み返したら、続きの巻も読みたくなって購入。ついでに止まってたブログもなんとなく再開しようかな、みたいな気分になりました。それでは印象に残ったエピソードの感想を書いていき…